漫画【203号室】百鬼夜行の全話ネタバレ！最終回の結末も考察！

「本当に怖いのは、隣にいる“人間”かもしれない――」

静かなアパートで始まった一人暮らし。だが、隣人の奇妙な言動は徐々に常軌を逸していき、日常がじわじわと侵食されていく――。

『203号室』は、ホラー作家・百鬼夜行先生が描く、リアル系ホラー漫画。
幽霊も怪異も出てこない。なのに、これほどまでに恐ろしいのはなぜなのか。

この記事では、そんな『203号室』のあらすじや見どころ、読者の口コミなどを詳しくご紹介します。

注：ネタバレが含まれますのでご注意ください。

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【203号室（百鬼夜行）】作品概要

引用元：コミックシーモア

『203号室』は、ホラー漫画家・百鬼夜行先生による短編ホラー作品で、朝日新聞出版のWebレーベル「コミックZOTTO」より2025年5月に配信開始されました。

大学進学を機に古びた木造アパートの203号室に引っ越してきた青年・蓮。隣人である高梨という老婆との奇妙な関係が、日常にじわじわと不穏さをもたらしていきます。誰にでも起こり得るようなリアルな恐怖と、人間の狂気を描いた本作は、短編ながら高い評価を受けています。

項目	内容
タイトル	203号室
作者	百鬼夜行
ジャンル	ホラー・サイコスリラー
配信開始日	2025年5月30日
話数	3話（第1話無料）
レーベル	コミックZOTTO（朝日新聞出版）
特徴	人間の狂気を描くリアル系短編ホラー

無音の恐怖、隣人との静かな崩壊、そして避けられない“最悪の結末”。怪異や霊ではない、“人間そのものの怖さ”に触れたい人におすすめの一作です。

【203号室（百鬼夜行）】漫画全話ネタバレ内容

【203号室（百鬼夜行）】の主なネタバレ内容まとめ

第1話ネタバレ

大学進学を機に田舎を離れ、築55年のボロアパートで一人暮らしを始めた主人公・蓮。初日の荷ほどきで騒いでしまい、早速近隣トラブルの予感が漂います。

挨拶と謝罪を兼ねて両隣に伺うと、まず201号室の住人・城は無言で粗品だけを強引に受け取るという無愛想さ。次に訪ねた203号室の高梨は、蓮の顔を一切見ず目線も合わさない異様な対応を見せ、蓮は戸惑います。

しかしその晩、肉じゃがを持った高梨が蓮の部屋を訪問。嬉しそうに受け取る蓮の姿を見た高梨は、その後もたびたび訪れるようになります。

次第に高梨は「訪問の頻度」「距離感の詰め方」「言動」すべてがエスカレートしていきます。蓮は内心戸惑いつつも、文句を言うこともできず受け入れてしまう状態に。

ある日、蓮が高梨に向けた何気ない褒め言葉。それをきっかけに、高梨は“ある勘違い”を起こしてしまいます。

物語は、隣人の“好意”が徐々に重く、歪み始めていく不穏な展開へと突き進んでいきます…。

第2話ネタバレ

蓮は近所の中華料理店でアルバイトを始めますが、シフト変更の直後、同僚の真帆が突然行方不明に。店内は不穏な空気に包まれ、同僚たちは真帆の安否を案じるものの、手がかりはありません。

そんな中、蓮の様子を気にかけた高梨が訪ねてきて、「あの子とはもう会わなくていい」と意味深な言葉を口にします。驚いた蓮は高梨に対し、真帆とは恋仲ではないと強調しますが――時すでに遅し。

高梨は蓮と真帆が付き合っていると勝手に思い込み、嫉妬と執着から“排除”に踏み切っていたのです。

翌朝、外で偶然顔を合わせた201号室の住人・城は蓮に向かって「あの女（高梨）に関わるな」と警告します。しかし、唐突な言葉の意味が分からず、蓮はそのまま大学へ向かいます。

大学では学園祭を目前に控えており、蓮は準備を通じて同じ農学部に所属する美少女・さくらと仲良くなっていきます。

だが、蓮に新たな“好意”の気配が生まれることで、高梨の狂気はさらに加速していくことに――。

第3話ネタバレ

蓮が通う大学の学園祭当日、彼の姿を探して現れた高梨。偶然にも、蓮が農学部のさくらと仲良く話す場面を目撃してしまいます。その日を境に、さくらの自転車が傷つけられるなどの不審な出来事が発生し始め、不穏な空気が漂い出します。

アパートに帰宅した蓮は、201号室の城が203号室（高梨の部屋）をこっそり調べているところに遭遇。不信感を抱きつつも部屋に戻ると、なぜか施錠したはずの自室の鍵が開いていました。

これを城の仕業だと誤解した蓮は、高梨に対しても「警戒しておいた方がいい」と忠告します。

その言葉を“自分への心配”と捉えた高梨は、喜びのあまりさらに過剰で異常な行動に走り出します。蓮の部屋の私物にまで干渉を始め、歯ブラシが勝手に消えるという事態まで発生。

混乱する蓮のスマホには、登録も教えた覚えもないはずの高梨から突然メッセージが届きます。そこには、誰も知らないはずの“蓮だけの情報”が含まれていて――。

静かだった日常は、音もなく壊れ始め、蓮はついに“高梨の狂気”の核心に触れようとしていました。

第4話ネタバレ

蓮と親しげな同級生・さくらに、203号室の高梨が自宅まで押しかけ「蓮くんとどういう関係なの？」と詰め寄る。さくらは対応に困るが、宅配便の到着で場が中断され、難を逃れる。

一方の蓮は、高梨が自分の連絡先を把握していることに違和感を覚えつつバイトへ向かう。その頃、高梨は蓮の部屋から“拝借”した歯ブラシを舐めるなど異常な愛着を露わにし、蓮の部屋との境の壁を工具で掘り始める。

作業の最中にさくらの存在が脳裏をよぎった高梨は手を止め、感情が暴走したまま蓮にメッセージを連投。画面を見た蓮は、高梨の執着が常軌を逸していることをはっきり自覚する。

第5話ネタバレ

さくらの自宅リビング。高梨は「財布を届けた善人」として両親に厚遇され、さくらだけが凍りつく。やがて「お手洗い」を口実に席を立つと、向かったのはさくらの私室。

学園祭の写真で“蓮とさくらの距離”を確かめ、帰り際にさくらへ「彼にはもう近づかないでね」と低く脅しを残す。翌日、恐怖に縛られたさくらは蓮を突き放すが、異変に気づいた蓮は因果を察し、203号室の扉を激しく叩き対峙を決意。

一方の高梨は荒れた部屋でハンバーグをこしらえ、傍らには近所で捜索中の犬の首輪――不穏さが極まる中、「一緒に食べましょう蓮くん」とメッセージを打つところで終わる。

第6話 ネタバレ

蓮は203号室の扉を叩き、高梨を問い詰めるが、彼女は「私たちの愛の巣」「ハンバーグを作ったの」と恍惚と語り、会話が成り立たない。

そこへ201号室の城が現れ、蓮を引き離して近所の中華店へ連れ出す。城は妹がかつて高梨に殺された過去を明かし、妹の婚約者に歪んだ好意を抱いた高梨が“邪魔者”を排したのだと語る。

一方その頃、精神的に追い詰められていたさくらは高梨に刃物で襲われるが、間一髪で弟・樹が駆けつける――というところで終わる。

【203号室（百鬼夜行）】最終回の結末を予想してみた

全3話で構成された『203号室』は、2話・3話にかけて急激に高梨の狂気が顕在化し、蓮の日常が完全に侵食されていきます。では、この物語の“最悪の事態”とは一体何だったのか――ここでは読後に考察される可能性の高い結末パターンを予想してみます。

高梨による“排除”の完了

すでに真帆、そしてさくらにも害を加えた描写があることから、高梨は蓮と親しくなる女性に対して強い嫉妬と執着を抱いています。

そのため、最終的には蓮すらも「誰にも渡さない」という歪んだ愛情から“支配・監禁”のような結末を迎えていた可能性も。

高梨の異常性に気づいた蓮が脱出

鍵の不審な開閉、歯ブラシの消失、スマホへのメッセージなど、明確に「部屋に侵入されている」状況から、蓮が最終的にすべてに気づき、高梨の魔の手から逃れた…という結末も考えられます。

ただし、百鬼夜行先生の作風からして“スッキリとは終わらせない”可能性が高く、たとえ逃げられても高梨の“視線”はどこまでも追いかけてくる…といった不気味な余韻を残す展開かもしれません。

すべては既に“手遅れ”

高梨は一貫して蓮の生活を完全に把握している様子が描かれており、ラストで明かされるのは「すでに蓮の身に何かが起こっていた」という後味の悪いオチの可能性も。城の忠告も虚しく、蓮は何も知らないまま、高梨の“所有物”となっていた…というゾッとする結末が想像されます。

【203号室（百鬼夜行）】この漫画を読んだ感想

『203号室』は、ホラーというジャンルの中でも「人間の怖さ」を真正面から描いた作品です。幽霊や怪異の登場は一切なく、あくまでも“隣人”という身近な存在がジワジワと日常に侵食してくる恐怖。そのリアルさが、読後もじわじわと尾を引くような重苦しさを残します。

特に印象的だったのは、高梨のキャラクター造形。最初はただの無愛想なおばさんにしか見えなかった彼女が、回を追うごとに違和感から不気味さ、そして明確な狂気へと変化していく描写は秀逸で、短編とは思えない緊張感がありました。

また、主人公の蓮の“はっきりNOが言えない”性格も物語をより現実味のあるものにしており、「自分もこんな状況に陥ったら…」と共感と恐怖が入り混じる体験になります。

静かな筆致で描かれるホラーの中に、人間の孤独、すれ違い、執着が絡み合い、「本当に怖いのは怪異ではなく、隣人かもしれない」と思わせてくれる一作です。

→コミックシーモアで口コミを読む

【203号室（百鬼夜行）】読者の口コミ・評価

『203号室』は、そのリアルで静かな恐怖描写が話題を呼び、配信直後からホラーファンの間で注目されています。ここでは、実際の読者から寄せられた良い口コミと悪い口コミをそれぞれご紹介します。

良い口コミ

• 「幽霊や怪物じゃなく、人間の怖さを描いているのが新鮮。高梨の距離感の詰め方がリアルで、本当にゾッとした。」
• 「短編なのに完成度が高く、無駄な演出がない分じわじわくる怖さがある。静かな狂気が好きな人にはたまらない。」
• 「作画もシンプルで読みやすく、それが逆に不気味さを引き立てていた。ホラー漫画としてよくできてると思う。」
• 「日常の中にある違和感がどんどん恐怖に変わっていく流れが絶妙。3話構成でここまで引き込まれるとは思わなかった。」

悪い口コミ

• 「淡々としすぎていて物足りなかった。ホラーとしての“見せ場”がもう少し欲しい。」
• 「短すぎて一瞬で読み終わってしまった。もう少し余韻が残るようなラストが見たかった。」
• 「幽霊系の怖さを期待していたけど、ただのストーカーものだったので好みとは違った。」

→コミックシーモアで口コミを読む

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このように、『203号室』は好みによって評価が分かれる部分もありますが、「静かな狂気」や「人間の怖さ」をテーマにしたホラーが好きな人には高く支持されている作品です。

【203号室（百鬼夜行）】この漫画を読むのがオススメの人

『203号室』は、ド派手な演出や超常現象ではなく、“静かに狂気が忍び寄る”タイプのリアル系ホラーを楽しみたい人にピッタリの作品です。以下のような方に特におすすめです。

• 心理的な怖さを描いたホラーが好きな人
• 幽霊や怪物ではなく、人間の怖さに興味がある人
• 短編でも内容が濃く、テンポよく読める漫画を探している人
• 『ミスミソウ』や『惨劇館』など、不穏で後味の残る作品が好きな人
• 日常に潜む異常や狂気にゾッとしたい人

派手な恐怖演出はありませんが、「ありそうで怖い」「もしかしたら自分も…」と感じさせるリアルな怖さにゾクッとしたい方には、間違いなく刺さる作品です。

【203号室（百鬼夜行）】rawサイトで読むのは絶対にやめましょう

最近、SNSや検索エンジンで「203号室（百鬼夜行） raw」や「無料で読める方法」などと検索する人が増えていますが、違法サイト（rawサイト）での閲覧は、法的にも倫理的にも絶対にNGです。

違法サイトを利用する3つのリスク

1. ウイルス・マルウェア感染の危険性
   　rawサイトは正規の広告管理がされていないため、アクセスしただけでスマホやPCがウイルス感染する危険があります。
   　実際に「勝手にアプリがインストールされた」「個人情報が漏洩した」という被害も多数報告されています。
2. 法的リスク（閲覧者も対象になる可能性あり）
   　違法アップロードされた漫画をダウンロード・閲覧する行為も、著作権法に抵触する可能性があります。
   　日本では刑事罰の対象となることもあり、今後ますます取り締まりが強化されていく見込みです。
3. 作家や出版社への重大なダメージ
   　無料で読む人が増えると、正規販売の売上が落ち、作家に収益が届かなくなります。
   　その結果、作品の打ち切りや出版停止につながることもあります。
   　つまり、あなたの“タダ読み”が、好きな作品を潰しているのです。

安全・合法に読むには？

『203号室（百鬼夜行）』は現在、コミックシーモアなどの電子書籍サービスで配信されています。

初回登録でお得なクーポンが使えるほか、期間限定で無料試し読みも可能です。

【203号室（百鬼夜行）】全巻無料で読む方法

現在「203号室」を無料で読む方法はありません。

全巻なるべく安く読みたいという方には「コミックシーモア」をオススメします！！

【203号室（百鬼夜行）】全話のネタバレまとめ

『203号室』は、百鬼夜行先生が描く“人間の狂気”をテーマにしたホラー漫画です。
古びたアパートを舞台に、隣人の執着がじわじわと主人公の日常を侵食していく様子が、静かでリアルな筆致で描かれています。

派手な演出や怪異こそ登場しませんが、それゆえに「本当にいそうな人物」「自分にも起こりそうな状況」が強い没入感と恐怖を生み出します。詰め込まれた違和感と不安、そして加速する狂気は、読み終わったあともしばらく胸に残るはずです。

人間の怖さに触れてみたい方や、短編ながら濃厚なホラーを求めている方には、ぜひ一度読んでみてほしい一作です。