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婚約者からずっと放置されていた伯爵令嬢・ニコル。
しかし、彼女はその状況に嘆くことなく、むしろ“おひとり様ライフ”を満喫し始めます。
本作『おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!』は、すれ違いばかりの不器用なラブコメでありながら、「誰かのため」ではなく「自分のために生きる」姿勢を描いた、共感必至の令嬢成長物語。
今回はそんな本作のあらすじから見どころ、読んだ感想、口コミまで、魅力をたっぷりご紹介します!
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引用元:コミックシーモア
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注:ネタバレが含まれますのでご注意ください。
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【おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!】全話のネタバレ内容
【おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!】の見どころをネタバレを含みながら紹介します。
「おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!」の主なネタバレ内容まとめ
- 伯爵令嬢ニコルは、幼なじみで婚約者のケイオスに放置され続けている。
- ニコルは「1人でも楽しい」と気づき、“おひとり様”を満喫し始める。
- ケイオスはニコルの変化に戸惑い、焦り始めるが誤解とすれ違いが続く。
- DV疑惑や三角関係の噂が流れるなど、学園内でも混乱が拡大。
- ケイオスはようやくニコルへの想いに気づき、贈り物や言葉で挽回を試みる。
- ニコルはケイオスに対して完全に感情を切り離し、「放っておいてほしい」と考える。
- 隣国イリーガルの王太子ヴィルヘルムと出会い、意気投合する。
- ヴィルヘルムから“留学”を提案され、ニコルは真剣に考え始める。
- ケイオスは夜会で「誰にも渡さない」と叫び告白するが、ニコルには伝わらない。
- ニコルは「おひとり様には慣れましたので」と宣言し、留学試験に挑む決意を固める。
第1話のネタバレ
婚約者から放置され続けてきた伯爵令嬢ニコル。そんな彼女が“おひとり様”に目覚めるきっかけとなるのが、この第1話です。
気楽で快適なひとり時間の魅力に気づいた彼女の姿は、読者の心にも刺さります。
本作の主人公・ニコル・ポートレットは伯爵令嬢でありながら、婚約者のケイオスから冷遇されてきました。
学園行事でも日常でも、彼はいつもキャロライン王女につきっきり。ニコルの存在は“空気”のように扱われ、寂しい日々を送っています。
そんなある日、「行商の市」の話題が持ち上がります。ニコルは去年のつらい思い出──ケイオスと一緒に出かけたのに、キャロラインに振り回された一日──を思い出します。
そして今回は、彼を誘うことをやめ、自らの意志で1人で市へ出かけることを決意。
実際に1人で市を楽しむと、その自由さと気楽さに驚き、「おひとり様って、最高かも…?」と気づき始めるのです。
ケイオスは「きっとニコルから誘いが来るはず」と、数日間そわそわと待ち続けます。しかし待てども誘われず、しびれを切らした彼はニコルの屋敷へ直接迎えに行くことに。
けれど、ニコルはすでに出発した後でした。翌日、「なぜ1人で出かけたのか」と問い詰めるケイオスに対し、ニコルはきょとんとしながらこう言います。
「約束なんて、していませんよね?」
そして、少し微笑んでこう告げるのです。
「私のことはお気になさらず」
ケイオスはその言葉に衝撃を受け、茫然と立ち尽くすのでした。
第2巻のネタバレ
おひとり様の楽しさにすっかり慣れたニコル。
そんな中、学園では「花祭り」の準備が進み、婚約者たちの関係にも小さな変化が訪れ始めます。
少しずつニコルへの意識が芽生え始めるケイオスと、それでも自由を楽しむニコル。2人の関係がじわじわと動き出します。
ケイオスに構われなくても平気になったニコルは、堂々とひとり行動を貫きます。
周囲の生徒たちからの陰口も、彼女の凛とした態度により、だんだんと静まっていきました。
もうすぐ「花祭り」が開催される季節。
去年はケイオスから花をもらったニコルでしたが、それがキャロライン王女にあげた残り物だったことを思い出し、今年は彼と会うつもりはありませんでした。
その一方で、キャロライン王女から「婚約者とは会っているの?」と聞かれたケイオスは、しばらくニコルと接していないことに気づきます。
ケイオスはキャロラインを女性としてではなく“幼なじみ”として大切にしていただけ。
しかし、隣国に嫁ぐキャロラインに付き添いすぎて、ニコルの存在を蔑ろにしていたと反省するようになります。
花祭りを前に、ニコルは「花はいらない」とケイオスに手紙を出します。1人で好きに楽しむ気満々なニコルに対して、ケイオスは少し焦り始め、当日、彼女を迎えに現れます。
そして、ケイオスはニコルに花を買って渡します。
さらに、去年の花がキャロラインの“残り物”だったというのは誤解だったと明かされます。
誤解は解けたものの、その後のデートはまったく盛り上がらず…。
ケイオスと一緒に過ごしても、ニコルは「つまらない」と感じてしまい、おひとり様の方が気楽だったと再認識するのでした。
第3巻のネタバレ
“おひとり様”を貫きながらも、新たな知的好奇心に目覚めるニコル。しかしその自由な行動が、思わぬ誤解を生み出し、周囲を巻き込む大きな波紋となって広がっていきます。
この巻では、ニコル・ケイオス・キャロラインの三者関係がさらにこじれていく展開に注目です。
ニコルは、隣国の人気作家が書いた小説に魅了され、まだ翻訳されていない原文を読むために隣国の「イーガル語」の勉強を始めます。
図書館でその本を読んでいたニコルは、悲しい結末に思わず涙。そこを目撃したのが、同級生ロベリアの彼氏・エミリオでした。
ニコルが泣いていた姿を見て、エミリオはまさかの誤解──
「ニコルはケイオスに暴力を振るわれているのではないか」と噂を立ててしまいます。
さらに、ニコルが熱心にイーガル語を学んでいることから、
「キャロラインと隣国へ行くケイオスを追うために勉強している」
という 尾ひれ付きの噂まで広まり、学園中がざわつき始めます。
この噂を聞いたケイオスの友人やキャロラインも騒然。キャロラインは「自分のせいでニコルが誤解されている」と感じ、ニコルに直接謝罪の場を設けようとします。
お茶の席で、キャロラインは過去の自分の無神経な態度について謝罪。
しかし、ニコルはその言葉を深読みし、「キャロラインは自分の存在を疎ましく思っている」と勘違いしてしまいます。
そして、衝撃のひと言。
「いつでも婚約解消してくださって構いません」
その場にいたキャロラインは動揺し、さらにニコルが漏らした「白い結婚でも構わない」という言葉に、事態の深刻さを改めて痛感するのでした。
第4巻のネタバレ
すれ違い続けたニコルとケイオスの関係が、いよいよ限界を迎えます。
ニコルの誤解とケイオスの無自覚、それぞれの“想いのズレ”が浮き彫りになる一方で、物語は“本当の気持ち”に触れはじめる転機を迎えます。
ニコルが「自分たちの婚約は建前だけ」と本気で信じていることを知ったケイオスとキャロライン。
2人はようやく、この問題がただのすれ違いではなく、“長年の放置と無理解の結果”であることに気づきます。
ケイオスはようやく覚悟を決め、ニコルを正式にデートへ誘います。
デートの席で、ケイオスはお茶を飲みながらニコルにこう伝えます。
「キャロラインには特別な感情はない。僕が大切に思っているのは君だ」
しかし、これまで散々放置されてきたニコルにとって、それはあまりにも今さらな言葉でした。
「信じる理由がない」
そんな態度を隠そうともせず、ニコルはケイオスに対して明確な拒絶を突きつけます。
「いいんです。私も1人で行動したほうが楽ですし」
ニコルのまっすぐな拒絶に、ケイオスは言葉を失います。
そして初めて気づくのです──自分はニコルとどう接していいか分からず、居心地のいいキャロラインのほうに逃げていたのだと。
ニコルの冷たい態度、「白い結婚でいい」という言葉。
それはただの皮肉ではなく、本心から出た“あきらめ”であることに気づいたケイオスは、どうしてここまで傷つけてしまったのかと、深い後悔と絶望に襲われるのでした。
第5巻のネタバレ
地獄のようなデートを経て、ニコルとの関係が完全に壊れたことを実感したケイオス。
ついに彼の気持ちにも変化が表れ始めますが、すでに学園では“とんでもない誤解”がひとり歩きし始めていました。暴走する周囲の正義と、天然すぎるニコルのマイペースぶりが交錯する、爆笑と混乱の一冊です。
ニコルとのデートが“ただの失敗”では済まされないほどの失望で終わり、ケイオスとキャロラインはどん底に沈みます。
しかし、そんな彼を見かねた友人たちが「このままじゃダメだ」と助言。
ケイオスも意を決して、ニコルをランチに誘うため行動を開始します。
ところが、学園内では「ケイオスはニコルにDVをしている」というあらぬ噂が完全に信じ込まれている状況。
ランチに誘おうと近づくケイオスの前に立ちはだかったのは、ロベリアをはじめとする正義感(?)の強い女子たち。
彼女たちはニコルを“救出”すると称して彼女を連れ去り、ケイオスはエミリオたち男子グループに捕まってしまいます。
ケイオスを取り囲んだエミリオたちは、「DVをしたんだろ!」と問い詰めます。ケイオスは当然それを全否定。
するとエミリオは、「だったら証明しろ!」と嘘発見器を持ち出し、ケイオスを無理やり縛りつけるというまさかの展開に…。
誤解と妄想が暴走する学園で、ケイオスはまるで“冤罪事件の容疑者”のような扱いを受けるのでした。
その頃ニコルは、ロベリアたちの熱烈な“護衛”付きでランチを楽しみ中。
「おひとり様じゃなくなったけど…これはこれで楽しいかも」と、ケイオスの苦しみなどまったく知らずにほのぼの過ごしているのでした。
第6巻のネタバレ
誤解が誤解を呼び、ついに“DV疑惑”に続いて“禁断の三角関係”疑惑まで浮上!?
ニコル・ケイオス・キャロラインの関係が、もはや喜劇と化していく中で、周囲の友人たちもついに本格的に介入し始めます。爆笑と混乱の連続、それでもほんの少しずつ関係が動き出す…かもしれない1冊です。
前巻で嘘発見器に縛られるという理不尽な目に遭ったケイオスは、なんとかその場を逃げ出すことに成功。キャロラインと友人たちに「自分がDV疑惑で責められている」ことを告白します。
疲弊するケイオスを見たキャロラインは、状況を打破するため“ある行動”に出るのでした。
キャロラインは“誤解を解くにはインパクトが必要”と考え、なぜか男装してニコルのもとへ向かいます。男勝りな性格をアピールしながら、ケイオスとの関係が“誤解”であることを説明しようとしますが…。
どう見てもその様子はニコルを口説いているようにしか見えない!
そんな場面に駆けつけたケイオスは、キャロラインをニコルから引きはがすように介入。
そのままキャロラインとケンカを始めてしまい、ニコルは目の前で繰り広げられる修羅場に、ただただポカンとするしかありませんでした。
この一連の騒ぎで、今度は学園内に「キャロラインがニコルを口説いた」という新たな噂が拡散。結果、「ニコル×ケイオス×キャロラインの禁断の三角関係」というとんでもない構図が、まことしやかに囁かれるようになります。
ケイオスもキャロラインも、友人たちから怒られまくり、完全に信用を失いかける始末。
このままではニコルとの関係修復は不可能。そう判断したケイオスたちの友人グループは、ニコルのクラスメイトたちに協力を依頼することを決意します。
果たして、第三者の協力でニコルの“心の氷”は溶かせるのか…?
第7巻のネタバレ
誤解・すれ違い・勘違いの三重奏は止まらない!
ニコルの無自覚な“塩対応”と、ケイオスの空回りがさらなる混乱を生み出す第7巻。思わぬ誤解が、まるで「告白のような手紙」に発展してしまう展開は、笑えて切なくて、読者の心を掴みます。
キャロラインや友人たちから事情を聞いたロベリアは、正座して謝罪するケイオスに向かって一言。
「アホですの?」
あまりに的確すぎるツッコミに、場の空気が一瞬で沈黙に包まれます。
他の女子たちも呆れ返り、ついには「ニコルにはもっとマシな相手をあてがった方がいいのでは」と相談を始めてしまいます。
しかし最終的には、キャロラインやケイオスの友人から「どうか力を貸してほしい」と頼まれたロベリア。仕方なく“仲介役”を引き受けることになり、次の一手として「来週の交流会」を利用することを提案します。
そしてロベリアは、ケイオスにこう指示。
「今すぐ、ニコルに“エスコートさせてほしい”って手紙を出しなさい!」
ケイオスはすぐに丁寧な手紙をしたため、ニコルへ送付。一方のニコルは、キャロラインの輿入れが決まったことで、ケイオスが動いたのだと勝手に解釈。
なんの感情も湧かずに、ただ一言。
「よろしくお願いします」
と返事を書いて、読書に戻ってしまいます。
その読書中、少し翻訳が難しい文章が登場します。
ニコルはそれを紙に書き写すのですが──その内容が、まさかの“爆弾級”でした。
「あなたは私を愛してるんじゃない。
装飾品のひとつだった私をなくしたのが惜しいだけ」
この一文をうっかりケイオスへの返事の紙に書いてしまい、そのまま送ってしまうのです。
届いた手紙を読んだケイオスは、当然それがニコルの本心だと勘違い。
衝撃的な一文に、ケイオスはキャロラインと一緒に本気で頭を抱えます。
「ここまで嫌われてたのか…」
「どうやって挽回すれば…」
2人の絶望が深まる一方で、ニコルは特に気にせず、また読書に没頭するのでした。
第8巻のネタバレ
ニコルから届いた“衝撃の手紙”に学園中が震撼──
」ケイオスは、ようやく自分がどれだけニコルの気持ちを踏みにじってきたかに向き合い始めます。しかし、すれ違いはなおも続き、ニコルは現実と理想のギャップに一人悩むのでした。
ニコルから届いた「あなたは私を愛してるんじゃない…」の一文を読んだ生徒会の面々は、思わず言葉を失います。これまでのケイオスの態度を知っているだけに、「ここまで言われても仕方ない」とさえ感じてしまうほど。
そんな空気に耐えきれず、ケイオスが反論しようとした瞬間──
ロベリアが突如乱入し、「まずは謝れ!」と怒鳴るのでした。
自分の気持ちをどう伝えればいいのか分からず悩むケイオスに、
周囲の友人たちは「まずは真摯に、そして誠実に向き合え」と助言。
しかしケイオスは、「愛」に加えて「真摯」「誠実」という言葉の意味にまで悩み始め、さらに深く落ち込んでいきます。
なによりも、ニコルからまったく期待されていないことが彼を一番傷つけていました。
そんな折、中庭でエミリオがロベリアに髪飾りを贈っている場面を目撃します。
エミリオが「ロベリアに似合うものを」と心から選んだ贈り物──その姿を見たケイオスは、自分の“無神経さ”にようやく気づくのです。
そして思い出したのが、ニコルが「オレンジが好き」と言っていたこと。
ケイオスは急いでオレンジの花の髪飾りを選び、ニコルへ贈りました。
しかし、返ってきたのは期待通りの反応ではありませんでした。
贈り物を受け取ったニコルは、淡々とこう思います。
「放っておいてくれればいいのに」
もはやケイオスに対して何の感情も抱かないニコル。
それでも彼の行動を否定せず、どこか冷めた視点で眺めていました。
一方で、ニコルは今のこの国での立場にも静かに悩み始めます。
「女性が働けないこの国では、結婚しなければ生きていけない」という不条理。
そんな現実にふれながら、女性でも自立できる国──隣国イリーガルの制度を羨ましく思うのでした。
第9巻のネタバレ
交流会での再会、そして新たな出会い──。
ニコルの人生が新たな可能性へと動き出す中、ケイオスは初めて“彼女を失うかもしれない”という危機感を抱き始めます。
想いは少しずつ届き始めるのか、それともすれ違いは続くのか。物語は新たな局面へ。
交流会当日、ニコルはケイオスから贈られたオレンジの髪飾りを身につけて会場に現れます。
それを見たケイオスは、思わず顔を赤らめながら一言。
「似合ってる」
その姿に、ケイオスはようやく気づきます。
「自分が選んだものを、相手が身につけてくれることの喜び」を。
一方、ニコルはそんなケイオスの視線を不思議そうに受け止め、
「なぜそんなに見てくるの?」と疑問ばかりが浮かんでくるのでした。
交流会には、キャロラインの婚約者でもある隣国イリーガルの王太子・ヴィルヘルムも出席。
キャロラインは、彼にケイオスとニコルを紹介します。
その場でニコルがイーガル語を学んでいることを知ったヴィルヘルムは大変興味を示し、
文学の話題で意気投合。
ニコルの知的好奇心と、話しやすさに惹かれていきます。
会話の中で、「もっとイーガル語を学びたい」と目を輝かせるニコル。
それに対してヴィルヘルムは自然な流れでこう提案します。
「イリーガルに留学してみませんか?」
この言葉に、ニコルは心から惹かれます。
“自由に働ける国”“知識を深められる環境”──まさに自分の理想と重なる選択肢に、心が大きく動いた瞬間でした。
その様子をそばで見ていたケイオスは、強烈な嫉妬と焦りに襲われます。
ニコルが「自分の元からいなくなるかもしれない」という現実を突きつけられ、ついに我を忘れて叫びます。
「ダメだ!」
そう叫ぶと同時に、ニコルの腕をぐっと掴むケイオス。
場の空気が一変する中、彼の中でようやく何かが動き出したのでした。
第10巻のネタバレ
ケイオスの想いがついに爆発。けれど、ニコルは“おひとり様の道”を着々と進み始めていました。
愛と誤解がすれ違う中、ニコルが自分の人生を自ら選び始めるターニングポイントが描かれます。
ニコルを引き止めたケイオスの脳裏に、かつての手紙のやり取りの記憶がよみがえります。
婚約したばかりの頃、ニコルから届いた手紙に、緊張しすぎていつ開けたかも覚えていないケイオス。
ようやく開封しても何を書けばいいかわからず悩んでいるうちに、また次の手紙が届いてしまう──。
そんなやり取りを繰り返すうちに、ケイオスはどんどん返事を出せなくなり、
結果的にニコルを放置することが“習慣”になってしまっていたのです。
場面は夜会へ戻り、ヴィルヘルムとの会話を遮るようにケイオスが声を荒げます。
「俺の婚約者を惑わせないでいただきたい!」
さらには、ニコルの可愛さや、イリーガルに1人で行かせたら“悪い虫”がついてしまうことまで暴走気味に熱弁。
ようやく自分がこれまで何をしてこなかったのかを自問し、ニコルを抱きしめながらこう叫びます。
「誰にも渡さない!」
会場は静まり返り、誰もが注目する中──
ニコルはまさかの“天然返し”。
「私のような世間知らずを心配してくれたのですね」
そして満面の笑みでこう言い放ちます。
「でも大丈夫です、おひとり様には慣れましたので!」
ケイオスは呆然と立ち尽くすことしかできませんでした。
その後、ニコルは本気でイリーガルへの留学準備をスタート。
ケイオスのアプローチは相変わらず空回りし、ニコルはどんどん“自分の道”へと突き進んでいきます。
「おひとり様なんて認めない!」
そう叫ぶケイオスの声も、ニコルには届かず──
彼女は堂々と国費留学生選抜試験に挑み、新たな人生の扉を開こうとするのでした。
【おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!】を読んだ感想
誤解とすれ違いが生むコメディと、ヒロインの成長物語が絶妙に融合したラブコメ作品。
読めば読むほど、ニコルの芯の強さと可愛らしさ、そしてケイオスの不器用な恋心に引き込まれていきます。
ニコルの“自立”に共感!おひとり様最高!
物語の序盤では「婚約放置」という理不尽な状況に身を置かれながらも、次第に“自分の時間を楽しむ力”を身につけていくニコルの姿が、とにかく爽快でした。
「1人でいることは悪いことじゃない」
「誰かの付属品じゃなく、自分の人生を選びたい」
そうしたテーマは現代女性の共感を集める要素が満載で、特にニコルの前向きな姿勢に勇気をもらえる読者も多いはずです。
ケイオスの成長も見どころ。不器用すぎて愛おしい
序盤のケイオスは正直“論外”レベルで最低な婚約者ですが、物語が進むにつれて「好きだけどどうしたらいいかわからない」という本音が見えてきて、次第に“成長していく姿”に応援したくなります。
彼の焦り、嫉妬、誤解、そして大暴走──
一周まわって愛嬌すら感じるようになるのが、この作品の面白さです。
笑って、キュンとして、ちょっと切ない。絶妙なバランス
コメディ要素のテンポが非常によく、ロベリアやエミリオ、キャロラインといったサブキャラも魅力的。
ときに爆笑、ときにしんみり、ときにときめき──
感情がジェットコースターのように揺さぶられる作品です。
恋愛要素だけでなく、“自分の人生をどう生きたいか”という問いに真っすぐ向き合っている点も、
読後に深く余韻が残るポイントでした。
【おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!】口コミ・評価
実際に本作を読んだ読者たちの声を集めてみました。
ニコルの自立ぶりや、ケイオスの不器用な恋心、そしてテンポの良いコメディ展開に多くの共感が集まっています。
良い口コミ
悪い口コミ
【おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!】はこんな人におすすめ!
本作はラブコメ要素だけでなく、ヒロインの成長や自立も丁寧に描かれた物語。「恋愛だけじゃない」魅力を求める読者にピッタリの作品です。
自分の時間を大切にしたい人
ニコルの“おひとり様ライフ”に共感必至!
「1人でいることも悪くない」と思えるような価値観を描いてくれます。
じれったい恋が好きな人
ケイオスとニコルのすれ違いがとにかくじわじわ。
「もう早く気づいて!」と応援したくなるもどかしさがクセになります。
笑えて泣ける“令嬢系”ラブコメが好きな人
コミカルなキャラたちによるテンポの良い会話と、ときおり挟まれる真面目なテーマが絶妙なバランス。
「女性が自立して生きるには?」というテーマも内包されていて、ただの恋愛モノでは終わらない読み応えがあります。
【おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!】rawサイトで読むのは絶対にやめましょう
最近、SNSや検索エンジンで「おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中! raw」や「無料で読める方法」などと検索する人が増えていますが、
違法サイト(rawサイト)での閲覧は、法的にも倫理的にも絶対にNGです。
違法サイトを利用する3つのリスク
- ウイルス・マルウェア感染の危険性
rawサイトは正規の広告管理がされていないため、アクセスしただけでスマホやPCがウイルス感染する危険があります。
実際に「勝手にアプリがインストールされた」「個人情報が漏洩した」という被害も多数報告されています。 - 法的リスク(閲覧者も対象になる可能性あり)
違法アップロードされた漫画をダウンロード・閲覧する行為も、著作権法に抵触する可能性があります。
日本では刑事罰の対象となることもあり、今後ますます取り締まりが強化されていく見込みです。 - 作家や出版社への重大なダメージ
無料で読む人が増えると、正規販売の売上が落ち、作家に収益が届かなくなります。
その結果、作品の打ち切りや出版停止につながることもあります。
つまり、あなたの“タダ読み”が、好きな作品を潰しているのです。
安全・合法に読むには?
『おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!』は現在、コミックシーモアなどで配信されています。
初回登録でお得なクーポンが使えるほか、期間限定で無料試し読みも可能です。
【おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!】全話ネタバレまとめ
『おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!』は、婚約者に放置され続けた令嬢・ニコルが“おひとり様”としての生き方に目覚め、
やがて自分の意志で人生を切り拓いていく物語です。
一見ラブコメながら、その本質は「自己肯定」「自立」「女性の生き方」に深く踏み込んだ成長譚。
ニコルの前向きでマイペースな生き方と、空回りしながらも変わろうとするケイオスの姿が
笑いと切なさを交えて描かれており、読み進めるほどに引き込まれる魅力があります。
- “おひとり様”に共感できる
- じれったくて甘酸っぱい恋愛が楽しめる
- 現代的なテーマを内包した物語が好きな人におすすめ
読後には、恋愛よりもまず「自分の人生を楽しもう」と思えるような
前向きな気持ちにさせてくれる一冊です。ーリーを求めている人には、間違いなく刺さる一作と言えるでしょう。
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