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【葬送のフリーレン】黄金郷のマハト編の見どころや魅力を5分で解説(ネタバレ)

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【葬送のフリーレン】黄金郷のマハト編の見どころを5分でわかるように解説します。ネタバレを含みますがこれを読めば内容をすぐに理解できることは間違いなしです。

黄金郷のマハト編は【葬送のフリーレン】の話の中でも完成度の高い傑作となっています!

各々の過去が明かされ最初とは全く異なる内容に感じ感動すること間違いなしです。

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【葬送のフリーレン】黄金郷のマハト編の概要

黄金郷編とは最強の七崩賢である、マハトとデンケンを描いた話です。50年前、七崩賢・黄金郷のマハトによって黄金に変えられた城塞都市ヴァイゼ。現在城塞都市ヴァイゼは結界に覆われ、結界の中には七崩賢のマハトが封印されています。

ある日、一級魔法使いレネルンからフリーレン宛で城塞都市ヴァイゼの結界の菅理をしている者に協力してほしいという依頼書が届きます。城塞都市ヴァイゼも魔族に狙われた都市のひとつですが、そのヴァイゼに封印された最後の七崩賢の黄金郷のマハトと、フリーレン一行の壮絶な展開が幕を開けます。

城塞都市ヴァイゼはなぜ民と共に黄金に変えられているのか、なぜマハトは結界ごと封印されているのか、これらにはヴァイゼとマハトの深い関係があり、過去の回想と共に少しずつ明かされていきます。

黄金郷とは

漫画「葬送のフリーレン」9巻81話より

黄金郷とは、七崩賢のマハトによって黄金によって変えられた城塞都市ヴァイゼのことです。結界には強力な認識阻害魔法が掛けられており、普通の人間なら黄金卿を視認することすらできません。もし、黄金郷の場所がわかっていたら、黄金卿はどうしても人目を引くし、人の欲望を刺激してしまいます。

周辺の村の人々もとうの昔に出て行ってしまって、今では城塞都市ヴァイゼの場所を覚えているものはほとんどいません。

それでも認識阻害魔法を突破して、黄金を持ち帰ろうとするような冒険者もやってきますが、ほとんど生きて帰ってくることができないのです。

黄金郷にあるマハトが魔法で作り上げた黄金は破壊できないし、どんなに熱しても力を加えても変形することは決してありません。魔法の分析では魔法で作られた金とはできず、ただの金と判別されるが、全く異なる物質だそうです。

黄金卿の大結界の仕組み

黄金の大結界は複数の人類の偉大な魔法使いによって生み出された、人類の様々な国や民族の魔法理論が複雑に組み合わさってできた叡智の結晶とされるものです。黄金郷の大結界は人類の魔法理論に深く根付いていて、その知識がなければ紐解くことができません。

そのため、この結界は、好き好んで人類の魔法を研究しているような変わり者の魔族以外には破れず、黄金郷のマハトほどの大魔族でも解析できることができなかったのです。

大結界は主にこちらで構成されているようです↓

・南側諸国で魔族の封印を生業とする、カンム一族の守護法陣。

・不可逆性の原理を応用することで生み出された、アンデラー式結界理論。

・統一帝国の国防を担った宮廷魔法の最高傑作、隔絶大結界。

起源も術式も全く違う魔法理論を合わせた芸術品です。

支配の石環

漫画「葬送のフリーレン」9巻83話より

神話の時代に賢者エーヴィヒが作り上げた、この世界で唯一の魔族の心を操る魔道具

マハトはいまだに支配の石環をつけたままで、なんらかの理由で支配の石環に不具合が生じていると考えられていました。支配の石環の追加の命令は、使用者にしか権限がない

城塞都市ヴァイゼとマハトの関係

漫画「葬送のフリーレン」10巻92話より

城塞都市ヴァイゼの領主は巨万の富を得るためにマハトに支配の石環をつけ、意のままに操っていました。しかしマハトは反逆し城塞都市ヴァイゼは一瞬で黄金に変えられ滅び去ったとされています。

マハトはヴァイゼの領主と支配の石環を腕つける際、以下の契約を交わしています。

城塞都市ヴァイゼの民とその子々孫々に仕えること。

・ヴァイゼの民に仕え、悪意を抱いてはならない

・少しでも悪意を抱いた時点で死ぬ

具体的な命令ではなく悪意を持った行いをしてはならないと命名されています。

しかし、デンケンによればマハトは支配の石環をつけられるまえからグリュック様に逆らったことはないというのです。

城塞都市ヴァイゼとマハトの本当の関係

漫画「葬送のフリーレン」11巻104話より

結論から申しますと!マハトは城塞都市ヴァイゼが巨万の富を得るために利用されていたのではなく、マハトが人間の悪意を教えてもらうことを条件に領主のグリュックに仕えていたのです。

魔族は悪意という言葉は知っているが、悪意という概念は持ち合わせていません。つまり、悪意という感情がなく存在しない感情は抱けないのです。

悪意とは?罪悪感とは?

マハトは魔族には、人類にあって当たり前の何らかの感情が欠落しており、それに興味をもち、もっと知りたいと願いました。そこでマハトが考えた末、領主と契約を交わした理由が以下です↓

もっと親しいものを殺せば俺にもその感情がわかるかもしれない。

そのために親しいと呼べるほどの年月を共に過ごした人類の知り合いが必要と考える。

ヴァイゼの領主に出会い悪意を教えてもらえるのを条件にグリュックに仕えることに。

つまりマハトは支配の石環をつけるのとは関係なくグリュックに仕えていたのです。支配の石環をつけたのはその約20年後。マハトに疑いを抱き始めた他の貴族がマハトに着けさせたものに過ぎないのです。

領主のグリュックは魔族は悪意という概念がないため意味がないということを知っているため支配の石環の条件について、「最高に笑える」と発言します。マハトも「これもまた、一興」と、受け入れることとなるのです。

そして支配の石環がつけられてから10年後、マハトはマハトにとって、領主のグリュックと過ごした30年という時間はかけがえのないものだと考え、、、

漫画「葬送のフリーレン」10巻92話より

マハトは悪意や罪悪感という概念を知るために、城塞都市ヴァイゼすべてを黄金にしたのです。

しかし、なんの感情もわかなかった。ゼーリエはマハトを倒すことができたが、黄金卿が元に戻らないとなったため、レルネンたちが大結界を張ることとなった。

無名の大魔族vsフリーレン一行の戦い

漫画「葬送のフリーレン」11巻99話より

黄金郷のマハト編ではマハトの他にソリテールという大魔族が登場します。ソリテールは会話から人類の習慣や文化、魔法技術を探求するのが研究テーマとしています。ソリテールという名は人類の記録に残っておらずフリーレンも知らない、いわゆる無名の大魔族です。その強さはマハトと同格

加えて永年人類について研究していたため人類の言動を把握しており、人類の嫌がる言葉によって精神攻撃もしてきます。

莫大な魔力を持つ大魔族は例外無く長い年月を生きている。

なのに人類側にその記録が無いということは、

遭遇した者は全員、皆殺しにされている可能性が高い。

『葬送のフリーレン』第10巻95話

圧倒的に力の差がある相手でも、フェルンシュタルクは必死に戦います。作中で見たことないほど苦戦し戦い続けるフリーレン

そしてフリーレンたちが危険視する、マハトの万物を黄金に変える魔法。そんな中フリーレンはこの絶体絶命の状況で不可能を可能に変えるのです。

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【葬送のフリーレン】主要人物について

黄金郷のマハト

・最強の七崩賢

・最強の呪い「万物を黄金に変える魔法」を使う

・グリュック家魔法指南役

・デンケンの幼少のころからの師匠

・600年前フリーレンが敗北している

黄金郷のマハトは、魔王直属の「七崩賢」の1人です。フリーレンが知る限り最強の呪いである「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」使用し、その名の通りあらゆるものを黄金へ変えてしまいます。

※呪いとは魔族が魔物に使う、原理が全くわかっていない魔法のこと。正確には、さらにその中で、眠らせたり石に変えたり生物や物質の状態を変化させる魔法の総称のことをいいます

僧侶が使う女神様の魔法でも解除できず、人類の防御魔法ではなす術がないため、マハトは最強の七崩賢と呼ばれています。戦ったのは600年前の話ですが、フリーレンが人生で負けたことのある11人の魔法使いのうちの1人、その際にフリーレンは片腕を黄金にされてようです。

マハトは一般攻撃魔法などの人類の魔法も使えたため、グリュック家魔法指南役でありデンケンの幼少からの魔法の師匠だったようです。マハトは争いを嫌っており、人類に興味を持ち人類との共存を望んでいます。

しかし、マハトは自分と争ったものは戦いと呼べないつまらないものになってしまうからだと答えています。

私は貴方の師であり、倒すべき敵。
魔王軍、七崩賢黄金郷のマハト。
参る。

漫画「葬送のフリーレン」11巻101話より

戦いと呼べないつまらないことをするよりも人類というものを探求するほうが楽しいのかったのかもしれません。

デンケン

・グリュック家の親戚

・ヴァイゼの民で現在78歳

・宮廷魔導士であり一級魔法使い

故郷がマハトに黄金郷に変えられてしまったデンケンは、長い年月が経ち変わり果ててしまった故郷の姿を見れば、今は亡くしてしまった妻と過ごした大切な思い出の詰まった故郷は無くなってしまったを実感し、

全てを諦めることができると考えていました。ですが実際に故郷を見に行くと、例え黄金郷に変わり果ててしまったとしても、妻と過ごした大切で幸せな思い出は、何ひとつ変わらずに存在し続けていることにデンケンは気付きます。

どれほど昔であろうと、

どれほど苦難に満ちた人生であろうと、

あの幸せな時間は嘘偽りのないものだったのに。

漫画「葬送のフリーレン」9巻81話より

黄金に変わった故郷を見たデンケンは、遠い昔に失ってしまったものと向き合う覚悟を決めました。そして、デンケンはヴァイゼのために尽くしてくれた、親愛なる師の面影を拭えず、毎日黄金卿に通いマハトと話し合いを続けていました。

デンケンがマハトと戦わなかったのは、怖かったわけでも、敵わないと思っていたわけでもなく、ただ、もっと良い終わり方があるのではないかと考えていたようです。そんなデンケンの、良い終わり方をするための力強く美しい最後の悪あがきは魅力的で素敵なものです。

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【葬送のフリーレン】まとめ

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