今回は、アニメでも「転スラ」の魔都開国編が始まるということで、
魔都開国編の概要と見どころをまとめました。ネタバレも含んでおりますが、先に予習しておきたい、一度読んだけど復習しておきたいという人は是非読んでみてください!!
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【転スラ】テンペストとルべリオス国交樹立
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二度にわたって戦ったヒナタ・サカグチや聖騎士たちとの争いは、裏で手を引いていた七曜の老師たちを、神ルミナスが処刑したことによって決着することとなりました。
その後、テンペストとルべリオスでの話し合いの結果、100年という期間にはなりますがテンペストとの不可侵条約が発表され国交が樹立しました。
この結果は他の国家に衝撃を与えることとなり、ルべリオスではこれまで黙認していたドワーフ王国語こと「武装国家ドワルゴン」のドワーフたちも人類として認めることを発表し、
これにより、亜人・魔物が人類の一員として認められることになりました。
また、人間たちに一度は謀殺されたシオンもヒナタの謝罪と、リムルの「人間すべてが邪悪ではないという言葉に納得し大きな業を克服し、わだかまりは解消されることになります。
紆余曲折がありましたが人類共存の知らせに対し反応は様々。
世界の人々はそれほど動揺していませんでしたが、国を預かる各国の首脳陣は頭を抱えることになります。
【転スラ】開国祭開催の招待状
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そんな中、各国の首脳陣宛てにリムルから「開国際をするから参加するなら返事はお早めにお願いします」という招待状が届きます。
ドワルゴンの反応
リムルの兄弟子ガゼル・ドワルゴンの国家の反応は気になります。
真なる魔王となり星人ヒナタを倒し、いまやガゼルよりも実力が上になったともいわれるリムルを危険視する声が上がります。
これに対しガゼルはリムル達テンペストと争う愚かさと、どの国よりも先にテンペストの後ろ盾になった優位性を配下たちに話して納得させます。
国を挙げての開国祭への参加が決定します。
魔導王朝サリオンの反応
サリオンの天帝エルメシアとは今のところ親交はありません。
ですが先のファルムス王国に関する一件で、エラルド公爵とエラルドの娘エレンの親子共々と交流を持ったことで、エラルド宛に招待状が届きます。
エラルドは以前エルメシアに内緒でテンペストに抜け駆けし、国交まで勝手に樹立したことで責められ、一部予算が凍結されてしまった経験から今回は隠さず報告。
威厳と風格を装わなければならないエルメシアの本性は面白いこと好きのわがままお嬢様ですから、話せば行きたいと言い出すのはわかっていました。
ということでテンペストの開国際に乗り込むことに決定。
【転スラ】ミョルマイルの転職
リムルが開国祭をするために自ら出向き、声を掛けたのは大商人ミョルマイルでした。
スカイドラゴンに襲われて所を救ったところから縁ができ、そのあとも懇意の仲になっており、リムルはラーメンやハンバーガーといったファストフード事業を開国祭前から任せていました。
そして、最終的にはブルムンド王国やイングラシア王国でチェーン店を展開させる予定でした。
リムルはそのことの進捗具合と、開国祭で任せていた店を試験的に出してみないかと提案しミョルマイルは二つ返事で承諾。
開国祭でファストフード事業の成果がお披露目されることに。
ちなみにミョルマイルの手伝いでウェルドラの鉄板焼きの参加も決定。
開国祭の出し物
ミョルマイルは開国祭の出し物について考えます。
イングラシア王国を真似て、闘技場の運営を始めることにします。
【転スラ】ラミリスの地下迷宮(ダンジョン)造り
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開国祭の準備に奔走し、リムルもミョルマイルへの取次など慌ただしい毎日の中で、魔王ラミリスがお供のベレッタとトレイニーを引き連れテンペストの一角を占拠。
門番たちはトレイニーに眠らされるという危害を加えられており、ラミリスは下手すると他の魔王の侵略ということで滅ぼされても仕方のないことをしでかします。
ひとまずはリムルがベレッタに事情を聴き事態は解決。
リムルはラミリスの迷宮を創造出来るスキルを使用し、冒険者用の地下迷宮(ダンジョン)をテンペストの目玉にできないか考えます。
こうして、ラミリスにテンペストへの移住の許可を与える代わりに地下迷宮を造ることになりました。
ラミリスは無職の引きこもりという不名誉な現状えを気にしており、しかも、迷宮によって出た利益の2割がラミリスのお給金になる待遇となるため、大喜び。
張り切って闘技場の地下の迷宮造りに専念します。
地下迷宮の内容
ラミリスの固有スキル迷宮創造(チイサナセカイ)が思った以上のチート能力であるため、迷宮の準備にリムルは熱心になります。
・階層に限界はないが現実的に100階層まで作れる
・作成に必要な時間は1つの階層に1時間程度
・迷宮内には魔物や生物は勝手に生息できない。
・内部構造の入れ替えも1時間程度で変更可能。
・迷宮内で死んだとしても復活が可能
リムルはやりたい放題できるためゲーム感覚で地下迷宮のメイキングに力が入ります。
ただ、魔物はいないので、リムルは魔素を持て余し気味なヴァルドラを言葉巧みに迷宮の100層にラスボスとして陣取ってもらい魔素を放出。
これにより、魔素が迷宮中にあふれ出し迷宮内は凄い濃度の魔素に包まれ、ヴェルドラのいる階層に近いところほど魔素の濃度が濃いため強力な個体が生み出されます。
これに加えてリムルやラミリスが考案した数々の意地の悪い罠。
さらに、10階層ごとに用意されたボスモンスターなども設置。
考案した罠を設置しまわる日々が続き、階層に地形効果を付与しようとしていましたが、
ラミリスでも階層そのものを自然災害で満たすためのエネルギーを維持するのは難しかったようです。
ミリムの登場
ミリムが突如現れ、迷宮作成に参加することになります。
火竜(ファイアドラゴン)や氷竜(アイスドラゴン)を捕獲すればいいというアイデアを出し、そのまま捕獲をしに行きました。
このドラゴンたちは95~99階層のボスとして設置されることとなります。
【転スラ】開国祭前夜
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開国祭前夜では、豪華に飾り付けられた迎賓館の中に各国の重鎮が集まりました。
開国祭来賓者一覧
国名 | 来賓者 |
---|---|
ドワーフ王国 | ガゼル王 |
ブルムンド王国 | 王、王妃 |
ファルメナス王国 | 国王ヨウム |
元ファルムス王国 | 前王の息子エドガー |
イングラシア王国 | リムルの生徒5人 |
サリオン | 天帝エルメシア |
その他 | ヒナタ、ユウキ |
その他 | 勇者マサユキ一行 |
やや男性が多いようでしたが、家族連れで来ている者もいて、それだけテンペストが信用を勝ち取ったのだということがわかります。
豪華な料理
麦酒(ビール)、シュナと吉田氏が手掛けた牛鹿のステーキ、ローストビーフ風のサラダなど絶品の料理が並び贅沢に満たされた王侯貴族の舌も満足していました。
特に捌いた魚を使った新鮮な寿司「大トロ」まで披露。
ただ、もとはスピアトロという見た目がグロイ魔物の魚ということもあって、手を付けるものがいませんでした。
そこで、リムル自ら食べて美味いことをみんなに知らしめると、ヒナタ・サカグチとユウキ・サクラザカが寿司を注文し絶賛。
最終的に注文が殺到しあっという間になくなってしまいました。
サリオン皇帝エルメシアの登場
和やかなムードの中、天帝エルメシアが大型飛行物体で到着。
めったに公の場に現れないエルメシアの登場に周りが慌てふためく中、リムルはのんき顔です。
あのガゼル王ですら動揺するのですから、エルメシアはとんでもない大物なのですが、後にリムルとは愛称で呼び合うよう仲になります。
元魔王とミリムの登場
天帝の登場の後は、ミリムとその配下となった元魔王カリオン、フレイの登場。
【転スラ】開国祭
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いよいよ開国祭当日、祭日和となった快晴のもと、リムルは来賓者に向けて人と魔物の共存を説きます。
ですが、これは強制ではなく受け入れられないからとこちらから何かする気はないとのこと。
ただしテンペストに仕掛けてくるなら容赦はしないという偽らざる気持ちを伝え、最後に開国祭開始の宣言をしました。
歌劇場
統一された礼装を身にまとい現れる楽団員たち。
それを束ねるのは小人族(ハーフリング)の少年タクトです。
彼は力も頭もよくなくけんかをする腕っぷしもないことから、自分にできることはないと嘆いたところを、リムルが慰めます。
そして、みんなにやる気を出させる歌を歌う才能を見出し、軍楽隊に推薦し「タクト」という名前を与えたのです。
そんな、タクトの指揮に合わせて演奏されるのはクラシックに始まり、なんとアニメ曲もあります。
演奏が終了したと思ったら、照明が落ち豪華なドレスを纏ったシュナとシオンが現れます。
シオンがなにかやらかさないか心配していたリムルでしたがシュナとシオンは見事な二重奏を演奏し観客を感動させました。
ちなみに芸事を見る目があるルミナスが率先して拍手をしていましたので、いかに素晴らしい演奏だったかがわかります。
ルミナスはこの演奏を気に入り、シオンを自国に呼ぶのに指名するくらいです。
博物館での技術発表
博物館にある歴史資料室で行われる回復薬について説明が行われました。
まずはべスターが懇切丁寧に自身の成果を語っていきます。
べスターとガゼルによる回復薬の説明↓
➀人や亜人など生きている者の怪我を治すための道具であること
②回復薬で無機物に何か効果があるのかという実験を行う
③武器など無機物にも修復の兆しがあることがわかる
常識が壊されどよめく人々の反応がありましたが、ここまでは半分です。
ガビルが行ったことはあくまでもフルポーションを振りかけただけです。
こんな簡単なことをなぜできなかったかというとフルポーションなんて高価なものを無機物に使うという勿体ないことを考えないからです。
回復薬の材料であるヒポクテ草の秘密が明らかになっていきます。
ヒポクテ草とはこれまで魔素の高い場所にある貴重な代物と認識されていました。
ところが厳密にいうとヒポクテ草なんて草は存在せず、魔素の濃度が高い場所にある雑草が突然変異しヒポクテ草が生まれるとのことです。
正直世紀の大発見過ぎて開国祭で話すような内容ではありませんでしたが、結果として大成功を収めました。
武闘大会
2日目の目玉となる武闘大会、本選の参加者は全部で8名。
・閃光の勇者マサユキ
・狂狼ジンライ
・剣闘士ガイ
・ゴズール
・メズール
・正体バレバレな謎のライオンマスク
・ゲルド(テンペスト)
・ゴブタ(テンペスト)
いずれも癖の強そうな面子で観客の安全が心配でしたが、会場は防御結界に守らせており、審判にはディアブロ、司会はガビルの妹ソーカが勤めます。
優勝はゴブタです!!!
地下迷宮(ダンジョン)のお披露目
3日目の午後は地下迷宮(ダンジョン)のお披露目となります。
今回はデモンストレーションなので3時間という制限があります。
ちなみに迷宮に挑戦したのはモブが6名に、カバル、ギド、エレンのお馴染み3バカトリオ。
リムルの軍門に降ったマサユキとその御一行、武闘大会に納得していない剣闘士ガイが単独参加します。
武闘大会に引き続きソーカが司会を務めており、最初の説明で復活の腕輪の効果を説明するも挑戦者は信用できません。
そこで、ガイは復活の腕輪が本当に効果があるのかを実演にミョルマイルを指名し、腕を切り落とされ滅多切りにされたミョルマイルは、首を切られ絶命しました。
あえて一思いにやらずいたぶったガイに対しリムルがブチギレそうになりますが、ミョルマイルの口元の笑みを見て冷静に。
いくら復活するとはいえ痛みは本物です。
なのにミョルマイルはガイの執拗な攻撃を利用して腕輪の効果が本物だと立証するのですから凄いとしか言いようがありません。
以降はスムーズに迷宮探索が開始。
ただ、結論から言ってしまうとリムル達が造った迷宮は試作中とはいえ難易度が高かったらしくバランスは最悪でした。
実際、モブ一行はひたすら直進し、罠にかかり何度もハズレの宝箱を掴みながらも、最終的にあたりの武器を引き当て、仲間が2人死亡した時点で時間切れ。
エレンたちは事前にラミリスをお菓子で買収したことで得た情報をもとに5階層までくまなく宝箱を回収。
ユニーク武器まで手に入れ、満足して便利アイテムの帰還の呼子笛を使い、地上へ戻りました。
勇者マサユキは10階層のボスまで倒して最速攻略。
【転スラ】魔都開国編まとめ
書籍で換算すると、8巻と9巻2冊の内容だけあって相当なボリュームでした。
今回は紹介していませんが楽しい開国祭の裏ではちゃっかり陰謀もありますのでアニメや漫画で確認してみてください。
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