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映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」感想&原作との比較(ネタバレあり)

アニメ・漫画
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公開初日、さっそく鑑賞してきました。

18時ごろからの鑑賞で席は7割くらい埋まってました。

若干女性の若い方が多いと感じましたので出演されている「なにわ男子」の長尾謙社さんが目的の方もおられたのかもしれません。

冒頭は「ねえ、この世で最も黒い絵って知ってる?」というところから始まります。

岸辺露伴ルーヴルへ行くを見に行った時

あらすじ

絵がパリのルーヴル美術館に所蔵されていると知り、新作の取材と未だ心に残るかすかな慕情のためにフランスを訪れました。

しかし、美術館職員すら「黒い絵」の存在を認知しておらず、データベースでヒットした保管場所も今は使われてないはずの地下倉庫で……。 その「Z-13 倉庫」で、露伴たちは「黒い絵」が引き起こす恐怖と対峙するのでした。

映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」公式サイトより

キャスト一覧

岸辺露伴役高橋一生
泉京香役飯豊まりえ
岸辺露伴(青年期)役長尾謙杜(なにわ男子)
辰巳隆之介役安藤政信
エマ・野口役美波
奈々瀬役木村文乃

感想&評価

原作を見てしまっていたからかもしれませんが、ヤマネコからすれば印象に残っているシーンの深堀が行われていないという感じがしました。

ストーリの展開は視聴者をおいてけぼりにするような進みだったと感じます。浅く広くといった感じで、ストーリーに没入するほど集中できずに鑑賞することとなりました。監督が気合を入れたシーンとヤマネコが期待していたシーンとのズレがあったのかもしれません。

事件から逃れることができた場面が終わった後に、高橋一生演じる「山村仁左右衛門」と木村文乃演じる「岸部七瀬」の過去でのできごとが流れるのですが、はっきりいってこの部分はいらなかったと思います。

もっと、青春時代の露伴の場面と黒い絵と対峙した時の場面を請ってほしかったです。

岸辺露伴が体験した「リアル」を追求している物語なのに露伴が体験していないご先祖様の体験を見せる場面があってしまっては設定として崩れてしまうのではないかと思いました。

余談ですが、、

今作の映画で岸辺露伴と露伴のおばあちゃんが身につけていた丸渕のサングラス。

おしゃれでよかったです。紅の豚のサングラスの小さいバージョンのようなものだったのですが、ヤマネコは欲しいなぁと感じてしまいました。

露伴がつけていたからかもしれませんが(笑)

岸辺露伴の青春

岸辺露伴の青春の記憶をたどる回想では、俳優さんが言ってしまえば全く岸辺露伴っぽくなかったです。

露伴の青春時代の場面での心情の描写が少なく、露伴の気持ちやその変化もわかりずらかったです。

言葉の発し方も仕草も岸辺露伴が放つオーラを全くといっていいほど感じることができませんでした。

青年の頃の岸辺露伴といえど自信の塊というようなプライドをもった岸辺露伴は再現されてはなくどこかナヨナヨしい露伴をヤマネコは好きには慣れませんでした。

藤倉菜々瀬は人妻という設定であるから理解できた描写もその設定がなっかたため、いきなり情緒不安定になり、泣き崩れられても理解できないと感じました

映画での泉京香

今回の泉京香の活躍ですが、ハッキリ言っていてもいなくてもどっちでもいいという感じでした。やはり、ストーリーの展開てきにも泉京香が活躍する場面はなかったのです。

しかし、泉京香というキャラは完成度としては最高です。岸辺露伴の魅力を際立てているのは泉京香だとヤマネコは思っています。些細な演出でももう鼻に触ることはなく安心してみていられました。

漫画とのちがい 

・映画では強盗犯との事件が絡んでくる展開が追加されています。

・岸辺露伴の後悔の幻覚が見えるときのおばあちゃんや祖先の集団は出てきません。

漫画で見たときの絶望的な場面はあまり感じられませんでした。

・藤倉七瀬には離婚するという予定があるという設定がない。

Z-13倉庫にある緊急性、なぜあるかという異変性がうまく描かれていない。Z-13倉庫は見捨てられていて絵画が一枚もないあるはずがない場所。なのに絵があるという恐怖とミステリー性が薄れてしまっていたようでした。

・セキュリティーの消防士の説明などいらない。

・黒い絵からの怨念で殺された自動車事故の人は最初のほうに黒い絵の強盗役の一人として登場する。

・黒い絵のシーンの違い

黒い絵から突然出てくる人たち、だんだんと顔見知りの人たちが表れてくること。露伴のおばあちゃんもおじいちゃんも登場。日本人も何人もおり正体がわからない。逃げ道からもひとが現れ、逃げられないという恐怖感。本にしても心の文字が書かれていない。ここで死人だということがわかる。というながれだが大幅にカットされいました。

・案内人の子供の死因のストーリー、案内人は死なない。

・原作では露伴は先祖の集団に囲まれ危機的状況に追い込まれるが「記憶を切る」という機転で露伴は自身に記憶をすべて消すという文字を書き込む。これにより先祖の集団は消えることとなる。

・黒い絵は燃えてしまったような演出があったが、原作では焼死する人物は出てきておらず、当然、黒い絵が燃えてしまったような描写はない。

後記により、科学分析のあと、焼却処分されたとあったが、ほんとに焼却されたかは明らかになっておらず、露伴は黒い絵の存在に疑問を持っている、なぜなら

ルーヴル美術館所有の絵であるのだから

と記述してある。

おそらくは「黒い絵」はまだ存在しているというような書き方である。

黒い絵の正体は!?

黒い絵「作品名は月下」

黒い絵の正体 先祖の罪を利用して攻撃してくる。血のつながりから逃げられる者はいない。何百年も何千年も木の中の安定した暗闇の中だけで眠り生き続ける、蜘蛛のようなどす黒い生物。その生物は仁左衛門の怨念と一体化して動く。そしてその黒の中の黒い生き物は人の心の中に記憶を見せて攻撃する。まちがいなく体に刻まれkている先祖の罪を見せて、、、

それは、祖先が戦争で起こした「記憶」か、あるいは池で溺死した子供や交通事故での「後悔」なのかもしれない。

まとめ

かなり辛口になってしまいましたが、ドラマは本当に素晴らしいものだったのでもっといけたという感じでした。

ヤマネコ的には「岸辺露伴ルーヴルへ行く」は原作漫画のほうがおもしろい!!という結果です。気になる方は是非読んでみてください。

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